スマートニュースで広告プロダクト責任者を努めております、渡部と申します。
2015.4.15にSmartNews Tech Night Vol.2を「クラウド事業者に就職する以外の インフラエンジニアの生きる道」と銘打ち開催いたしましたのでそのご報告です。
SmartNews Tech Nightとは
SmartNewsは大きく分けて4つの技術(UI/UX,Machine Learning, Backend & Infra, Ad)で構成されています。その各技術にfocusして年4回(目標!)技術イベントを開催しています。今回は第2回になります。(第1回はAdの話をしました)
なぜこのテーマを選んだか
「よし!今回はインフラだ!」というところまでは決めてたのですが、そこからのテーマ選定は社内でも難航しました。インフラ、といっても幅が広く聞いてみたい話は山のごとし。 そこで結局は「自分たちが一番聞いてみたいことをテーマにしちゃおう!」ということになりました。SmartNewsでは全てのシステムはクラウド上で動作しておりますが、スマートニュースで働いているエンジニアは(私を含め)多くがそれぞれ以前いた会社のオンプレ環境で良質な経験を積んできております。多くの優秀な先輩エンジニアに良質なオンプレ環境で鍛えられ今の我々があると言っても過言ではないと思います。
そんな中そのような先輩方も含め、最近クラウド事業者様に転職するエンジニアが増えてきているように思います。もちろんクラウドなくしてSmartNewsは成り立ちませんし、クラウド事業者様で勤務することは非常に exciting だと思います。
このようにインターネットサービスのインフラを取り巻く環境が大きく変わろうとしている中、そのまっただ中にいるインフラエンジニアの方々がどのように考えてどのように働かれているのか、今後のキャリアをどうつくろうとしていくのか、そんなことを聞いてみたいと思い、日本のインターネット業界でも指折りのインフラエンジニアの方々にご参集頂きました。
Event Recap
会場の様子
来場者の方がいらっしゃる前の会場の様子です。 max 200人収容可能なイベント会場です。各種勉強会への会場提供も行っていますので、お知り合いのSmartNews社員にお声がけください。
気がついたらトゥギャられてたのでそちらもご紹介 http://togetter.com/li/809046
Session 1 : インフラ専任エンジニアが一人も居ないSmartNewsにおけるクラウド活用法 (SmartNews大平)
SmartNewsではサービスローンチ当初から全てのシステムがクラウド上で動作しております。完全に余談ですが、クラウドネイティブで生まれたシステムとしては日本で最大級なのではないかと思っております。
当社大平がこれまでのSmartNewsのシステムの変遷を振り返りながら、SmartNewsにおける(インフラ)エンジニアの役割と今後の展望についてお話させていただきました
お恥ずかしながら、私自身知らない内容も多く、「なるほど!!」と聞き入ってしまいました ^^;
Session 2 : これからのインフラエンジニアについて考えていること (GREE梶原さん)
もともと「崖っぷちのインフラエンジニア」というタイトルだったのですが、若干ひよられたということでタイトル変更です ^^;私の前職の恩師でもある梶原さんの発表です。 オンプレでの資産を活かしながらも積極的にクラウドの利用を拡大されているのが大変印象的でした。
正直、私が在籍していた当時からそこまで時間がたっていないのに、GREEさんのインフラ環境がものすごい勢いで変わっていっているようで、さすがのGREEさんですね! って惚れなおしました。
他ではなかなか聞けない情報システムに関しても話が及び、GREEさんのインフラへの取り組みがわかる非常に楽しいプレゼンでした。
Session 3 : インフラエンジニアってなんだったんでしょうか(仮)(CyberAgent 桑野さん)
Session1と2の内容をすかさずプレゼンに取り入れてSlideをこっそり直してるプレゼンスキルにさすがだな! と改めて恐れ入りました。
軽妙なトークの中で語られる、「パラメータは有限」「事業の成長を支える」「インフラエンジニアという括りはもうない」「得意な技術領域の違うエンジニアがいるだけ」という明確なメッセージに勉強会運営そっちのけで、うんうん!って頷いておりました
Session 4 : トークセッション / インフラ界のドン達に若手気鋭のエンジニアが切り込む!斬! (SmartNews 坂本, SmartNews 大平, DeNA 小野さん, GREE 梶原さん, CyberAgent 桑野さん)
Session 1 ~ 3 の登壇者の方々に加えて、DeNA小野さんにもご参加いただき当社若手エンジニア代表の坂本がモデレーターを努めさせていただきトークセッションを行わせていただきました。トークセッションはSmartNews Tech Night Vol.1でも行ったのですが非常に評判がよく、運営してる我々も非常に興味深い話がポンポンでてくるので、今回も組み込ませていただきました。
はじめは若手代表の坂本がバシバシ豪傑たちに切り込んでいくというシナリオで色々キャリア感についてご質問させて頂いていたのですが、最終的には「坂本君、君はどう思ってんの?」と逆にツッコミを受けてタジタジになる場面もあり非常に心温まりました。(坂本の愛されキャラぶりに多少の嫉妬をしました)
私の感想
登壇者の皆様一様に以下の様なことをおっしゃっていました- 「インフラエンジニア」という括りに対して大きくこだわりはない
- 身につけた技術は自分を裏切らない
- その技術を活かして、事業に貢献していくためにその時に必要なことをやって貢献していく
- 変化が早いのでそれに対してキャッチアップしていく努力はこれまで以上に必要
私自身も常々意識していることなのですが、やはり重鎮の方々から伺うと重みが違いますね!! これからも”SmartNews”というProduct、事業に技術で貢献して行きたいと思います
大事なこと
「インフラ専任エンジニアが一人もいない」SmartNewsですが、「インフラ関連技術領域」が得意なエンジニアは絶賛募集中ですhttp://about.smartnews.com/ja/careers/
もちろんそれ以外の職種も絶賛募集中です! 一緒に世界を獲りに行く仲間を募集しています!!