スマートニュース株式会社の瀬良(@seratch) と申します。
5/26(土)、ベルサール新宿グランドにて JJUG CCC 2018 Spring が開催されました。JJUG CCC は、日本Javaユーザグループ(JJUG)主催で年に 2 回定期開催されている大規模な Java 関連技術のコミュニティイベントです。
私自身もちょうど 2 年前の JJUG CCC 2016 Spring で登壇させていただきました。
今回、弊社からは過去最多の 3 名のエンジニアが登壇しました。どれも非常に充実した内容の発表となっております。以下のその内容をまとめましたので、ぜひスライドをご覧ください。
なお、発表内容についての発表者自身から後日ブログ記事を公開予定とのことです。内容の詳細に興味を持たれた方はそちらをお待ちいただければと思います。
収益を支える中規模アプリケーション開発奮闘記 @tamtam180
ピーク時性能が毎秒数万リクエスト、外部データストアとのやりとりが毎秒25万弱のJava8で書かれた中規模アプリケーションがあります。開発から4年足らずのアプリケーションですが、その中で多かったコードレビューの指摘内容やパフォーマンスに関する知見を、EffectiveJavaに書かれているような基本的な内容からJVMクラッシュによる障害事例まで、実際に発生/対応したTips集としてざっくばらんに紹介していきます。 (業務に関するドメイン知識は一切必要ありません)
如何に “データが壊れない” 管理画面を作るか - 管理画面開発の裏側 @kjim
SmartNews の広告配信プラットフォームを開発・運用して4年以上経ちました。この間、広告配信を構成するシステムの中で、広告データを作り出すフロントエンドは画面(もしくは API)操作を通して多くの外部コンポーネントと接続する管理コンソールとして継続的に進化してきました。これまでの開発・運用を振り返り、日々成長するプロダクトのデータを壊さず開発を続けることに焦点を当てて、広告管理画面開発の裏側についてお話しします。
Java のデータ圧縮ライブラリを極める @komiya_atsushi
テキストデータや画像・音声データなどの種類を問わずに適用できる 汎用的なデータ圧縮ライブラリ というと、deflate アルゴリズム の実装である zlib が古くからデファクトスタンダードとして存在しており、実際に広く使われています。ご多分に漏れず、zlib は Java にも組み込まれており、標準クラスライブラリを通じて利用できるようになっています。
一方で 2010 年代に入ってから、snappy, lz4, brotli, zstandard といった、zlib より優れた性能を提供する様々なデータ圧縮ライブラリが新たに開発・公開されており、利用が徐々に広まりつつあります。
このセッションでは、最近開発されたデータ圧縮ライブラリについて、Java で利用できるライブラリの紹介やそれぞれのライブラリの特性、どのライブラリを使うべきかの選定基準、また Java でそれらのライブラリを使う際のポイントについてお話いたします。
こちらのセッションは、まだ小学校に入ったばかりの私の息子も聞き入っていたようです。
サーバサイドエンジニアを募集しております
懇親会でも多くの方と交流させていただきましたが、ぜひ、より弊社のことを知っていただきたいと考えております。
今回登壇したエンジニアをはじめ、多くのメンバーが日々より良いサービスを提供するために開発に取り組んでいます。社食での無料ランチもございますので、ぜひオフィスに遊びに来ていただければ幸いです。
応募の前にカジュアル面談・社食ランチなど興味を持っていただいた方はぜひ以下からご連絡ください。お待ちしております。
JJUG への謝辞
最後に、このような大規模なコミュニティイベントを継続して開催し続けている日本Javaユーザグループの関係者の皆様に深く感謝いたします。
微力ながら弊社もコミュニティを支援し続けていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。