Corporate Engineering Teamの須藤です。
スマートニュースにJoinしてまだ2ヶ月弱となりますが、この10月より発足した あまり耳馴染みのないCorporate Engineering Teamについて 、どんなことをして、何をミッションとしているのか。少しお話させていただきたいと思います。
Corporate Engineering Teamとは
所属部署
弊社では、Engineering組織の一つのチームとして存在しています。 職種も、ソフトウェアエンジニアということになっていて、エンジニア職となります。 情報システム部的な部署が、コーポレート組織や、完全に独立して存在する会社も多いと思いますが、スマートニュースではエンジニア職ということに拘りをもって、この配置になっております。
目指す姿: 会社をHackしよう
$sudo hack company
スマートニュースのCorporate Engineering Teamのミッションは、会社をhackする ことです。 これはもちろん良い意味合いでのhackとなりますが、会社全体の業務効率化や、改善活動をエンジニアリング的手法を用いて実施することがミッションです。
情報システム的な部署は、いろんな防波堤としての役割もあります。 セキュリティや、社会的信頼を担保するためのシステム作り。それがセクショナリズムや局所最適化されていくとどうしても全体を見渡した時に、働きにくい、使いにくい システムになってしまうことがあります。みなさんも少なからずご経験があるのではないでしょうか?
私自身そういう経験をしてきたこともあり、自身の想いとして Corporate Engineering Teamを作って、エンジニアリング的アプローチを駆使し、全社最適化に貢献できる エンジニアリングチームというのを目指しております
全社から信頼され、相談され、エンジニアリング的アプローチを駆使し、優秀な従業員と組織が最大限力を発揮できる環境作りを実施できるCorporate Engineeringを目指しています。
小さい会社みたいな組織
全社横断部署的な意味合いもあるCorporate Engineering Teamです。
チームの中がSeed Startupのような構成が良いと思っています。 ツールを何か作るにしても、サーバサイドよりのエンジニアだけだとどうしてもUXデザインに拘ることが出来ずに、表面上とても使いにくいツールになってしまっては意味がないです。 従業員が毎日使うツールです。使いやすいのは絶対条件ですし、見た目も綺麗で動作もキビキビしていなければ、生産性は向上しません。 そのためには、チームの中にUI/UXデザイナーや、バックエンドエンジニア、もちろんシステムアドミンも必要です。そういったSeed Startupのような組織になることを目指しています
エンジニアリング的アプローチとは
コードを書くことだけがエンジニアリングではない
エンジニアの主目的として、プログラミングや高度な専門技術を用いて、世の中に無い新しいものを創造したり、便利にしたりすることが挙げられます。 どんなプログラムを作る上でも、問題があり、問題の本質をクリアにし、問題に対する解決方法を整理し構築していく。この流れが大きく変わることはないと思います。
このようなエンジニアが日頃実践している問題解決能力を全社的に活用して、各種問題や課題を論理的に整理し、本質的なボトルネックを解消する手法を提供、実践するのがCorporate Engineering Teamが考えるエンジニアリング的アプローチです。
どんな部署と、どんなことをやってきたか
チーム発足から2ヶ月弱の間、様々な部署とどのような仕事をしてきたか、いくつか具体例を紹介します。
Corporateと
- 受付システムで、受付業務の負担を軽減
- 人事DBで、従業員の顔とIDが一致しない問題の解決
- 決裁承認で、決済の履歴をしっかり管理。承認漏れなどの管理職の負荷軽減
People Operationsと
- 採用管理システムをいれて、採用アピールと採用活動の効率化
Engineeringと
- Engineering Blogで、エンジニア情報の発信、カルチャーの形成
Salesと
- お客様管理のさらなるシステム化にて、業務の見える化
Corporate EngineeringはMashupし放題
昨今のHRTech, Fintechブームや、AWSを始めとするCloud事業者のおかげで、低コスト、低労力でシステム構築が可能になりました。 また、マイクロサービスや、API Orientedなサービス設計のおかげで、ツール間をプログラムで仲介するMashup的手法も随分やりやすくなりました。
こういったエンジニアリング的アプローチは全社的なシステムに波及していて、いろんなデータを繋げたり、整理したり、ちょっとした工夫でとても大きな 改善活動が出来る可能性を秘めています。
弊社で採用しいてるSaaSのほとんどが、APIを提供しており所定の手続きを踏めばカジュアルにREST APIでデータが取れるものがほとんどです。 各社サービスとして提供しているので、データフォーマットが違ったり、設計思想が違うAPIが多く、そのまま簡単には連携出来ないことも多いです。 こういったところにこそ、エンジニアリング的アプローチを適応させて、Mashupさせていきます。
もちろんCorporate Engineering Teamなので、探してもないものは積極的に作る予定です
Corporate Engineeringの魅力
Corporate Engineeringにはいろんな魅力があると私は思っているのですが、何点か挙げてみます
いろんなツールを学びながら使える
仕事で、新しいツール、技術を本当にたくさん触ることが出来ます。
一つのハードウェアやツールを採用するにも、調べ上げて複数個使ってみて、評価表を作り採用します。 新しいものが大好きなエンジニアであれば、とても魅力的な時間です。
仕事に対するフィードバックがよく分かり、やりがいがある
Corporate Engineering Teamの一番のカスタマーは、社内の様々なフィールドで活躍する同僚たちです。
一番近いところにユーザがいる仕事になります。良くも悪くも、反応が直ぐ分かりとてもダイレクトな反応をもらえます。 もちろん良いものをいれた時はとても嬉しいですし、失敗もあります。失敗した時に、素直なフィードバックをいただけることこそ 成長に繋がるので、とてもやりがいがあります
ITベンチャーをいろんな側面で勉強することができる。
Corporate Engineering Teamは、いろんな部署と仕事をします。 よって、エンジニアリング組織の中にいながら、会社全体のワークフローであったり、会社組織、運営そのものを広く体験できることが多いです。 エンジニアでありながら、会社全体の仕事、ワークフロー等を知れる数少ないエンジニアリングポジションかと思います
Corporate Engineering Teamは、エンジニアを募集しております
とても魅力的な仕事ですが、現在のチームメンバーではやれることは限られています。 チームにはエンジニアが必要です。ぜひご応募ください
https://smartnews.workable.com/j/2AE725C07D
Corporate Engineering 以外にも多数のポジションで募集しております。